白髪染めのお薬って(例えば9トーンの明るさの白髪染め薬)、『白髪を、9トーンに染めるだけ』の働きで、黒髪に塗っても変わらない=明るく染めることはできないのです。
「でも、あの人は同じ薬(ビゲンヘアカラーなどの市販薬:9トーン)を使っていて、明るめの茶色(=9トーン)に染まってるのに、私はなぜ茶色く染まらないの?
同じ薬を使ってるのに・・・」というお声もたまに聞きますが、
その訳は、元々の白髪の率、パーセントが違うからなのです。
※おそらくご友人の方は、ほぼ90%~100%白髪だから、よって頭全体が9トーンに染まる。=明るく染まって良い感じ。
が、ご本人さまは、ほぼ黒髪…の中に白髪が混じってる程度なので、その白髪自体はは9トーンに染まってると思いますが、ぱっと見の黒髪は黒髪のままで、結果、仕上がりは5~6トーンのままになります。
薬が、黒い髪も白い髪も、一緒に同時にすべて9トーンに染め上げてくれる・・って訳でもないですよね。
で、同じ薬液を使っても、ベース、元の髪の色で、頭全体の仕上がりの色は全く変わってくるのです。
染まりやすい/染まりにくいも多少はありますが、でもアンダートーン、元の髪の色の状態の方が重要なんですよね。
で、僕ら美容師は、それを見極め、調合&塗り分けてる感じなのです。
詳しくは、お店でお尋ねくださいね。