年度末ということもあり、引っ越しのシーズンですよね。
以前、関東に引っ越された常連だったお客さまから、「今、東京の美容室で髪の毛を染めてもらっていて、いつも相原さんがいつも使ってくれてたお薬を教えてもらえないか…」と突然のお電話が入ったことがありました。
そして「もちろん、いいですよ」とお返事。
そして「○○社の○○ってお薬です」と薬剤メーカーと品番号をお伝えしていたところ、なんと、「今じつは新しい美容院に来ていて、そのお店の担当美容師さんに代わっていい?」と訊かれ、そこの美容師さんと直接やり取りをしました。
見知らぬ土地の、見知らぬ美容師さん。
おそらく、30代後半くらいの女性美容師さんだったと思われます。
でも同業者なので、話もスルスル進み、髪質についても「こんな感じで、○○なりやすく、○○に注意しながら担当させてもらってました」と、即興で解説(?)させてもらいました。
そのお客さま、学生の頃から15年間くらいうちのお店に通って下さっていたのですよね。
そしてそこの美容師さんとも「それでは、じゃあ」と互いに電話を切り、僕の方も((なんかこういうの、いいなぁ~))と電話を切ったあと、なんだか心も温かくなりました。
その土地での新たなお気に入りの美容師さんが見つかること、僕も祈ってます。
この時期(3月の年度末)、遠方に引っ越される方も多いですよね。
そんな方には、これまでのデータ(過去のヘアスタイルや、髪質などの注意点。使った薬剤や、パーマのロットの大きさや配列、放置した時間など)を記入したカルテを、希望の方にはお渡ししたりもしています。
◆美容室のカルテ
※もちろん個人データなどは、一切記載されていませんし、守秘義務厳守で管理しています。
そして髪質って、思ってる以上にけっこう千差万別。
ゆえにその土地での新たな美容室、美容師さんにとっては、過去のデータって重要だとも思うのです。
お医者さんでも、お薬手帳とかがあるように、美容院にもそんなこれまでのデータなんかがあった方が、よりトラブルや失敗なんかも少ないと思います。
使用してた薬剤(メーカーと薬番、可能なら放置時間まで)がわかるだけで、新たに担当する美容師さんの方も助かりますし、それだけでわりと伝わるものなのです。
美容師さんって、けっこう大事ですからね。
毎年この引っ越しが増えるシーズンは、僕も新たな美容師さんとの出会い、応援させてもらってます。
よかったらお声掛けくださいね。
そしてうちのお店にもこの時期、「○○から引っ越して来て…」と仰られるお客さまも増える時期になります。
僕も気に入って頂けるよう、精いっぱい施術させてもらっています。